The Economist「世界主要都市の安全度」斜め読み
The Economistの調査による「世界主要都市の安全度」に関するレポートをざっくり斜め読みしてみた。なかなか面白い。概要は以下のページに。
Safe Cities Index 2015 White Paper - Safe Cities
レポート全文はこちらからダウンロードできる。インフォグラフィックスもあり。
Safe Cities Index 2015 Infographic - Safe Cities
都市の安全はいろいろな観点から見ることが可能だが、このレポートでは以下の5つの観点に基づいて、世界主要50都市の「安全度」ランキングを算出している。
- デジタル:サイバー犯罪の監視体制や犯罪発生数など
- 健康:ヘルスケア関連の充実度や平均余命、大気や水の汚染度など
- インフラ:自然災害に対する備えを含めたインフラの整備など
- 個人:犯罪検挙率、政治の安定、犯罪防止策など
総合ランキングでは1位が東京、2位がシンガポール、3位が大阪。自然災害リスクはあっても東京は他の都市と比べればかなり安全なところ、という評価である。ただし当然のことながら2020年のオリンピック開催に向けての課題はいろいろ指摘されているし、世界の大都市の中でトップクラスの安全度を誇ることがすなわち「住みやすい」都市、というわけでもない。ビジネス環境の充実度やデモクラシーといった他の要因を考慮すると、暮らしやすい都市の1位はトロント、2位はモントリオール、3位はストックホルムで東京は16位、大阪は15位となっている。